まずゴアテックスとは?
からはじめましょう。

ゴアテックスは外側からの水(雨)や風を通さず、内側からの蒸気(汗)を逃がすフッ素系のメンブレン(フィルム素材)です。
そして
ゴアテックス製品にはすべて、黒いタグがつけられる。これは厳しい品質基準によって作られたことを保証するためのものである。タグには、ゴアテックス ACTIVE  やゴアテックス  PRO など、多くの種類がある。

医療分野にも多く用いられており、人工血管や歯科における骨増生のためのメンブレンなどに使用されている。


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ゴアテックスと名のつく素材は全て、防水性、防風性、透湿性の3つの機能を備えています。

ゴアテックスには、大きくわけてGORE-TEX(ゴアテックス)、 GORE-TEX Active(ゴアテックス アクティブ)、そしてGORE-TEX Pro(ゴアテックス プロ)の3種類ありあります。それぞれに異なる特徴を持っています。

3レイヤー地の場合、耐水圧は 45000mm 以上、透湿性は JIS L1099B-2 法で測定され 13500g/m2/24hrs です。


大体この数値が標準的な性能となっています。






GORE-TEX(ゴアテックス)


優れた防水性、防風性、透湿性を備えたゴアテックスの汎用タイプです。
素材自体の価格は他のゴアテックス素材と比較すると安価だと思われます。

2レイヤー(2層構造)、3レイヤー(3層構造)のものがあります。
※レイヤーについては下記で説明しています。

PacLiteR(パックライト)・・・ゴアテックス パックライトは、汎用ゴアテックスの中でもパックライトという仕様が採用された2レイヤーの軽量で収納性にすぐれたな素材です。雨の中、着にくいのが難点くらいです。



338101_10151341302748880_1855957594_o GORE-TEX Active(ゴアテックス アクティブ)

ゴアテックス素材の中でも最高度の透湿性を持った軽量な素材です。激しい有酸素運動や短時間での活動に適しています。ランニング、クロスカントリースキー、アルパインクライミング、マウンテンバイク、バックカントリー

汗をかいてもこもりにくく スノーボードでは西日本向きで、よく汗をかくバックカントリーでもすごく動きやすいです。

スポーツフィッシングなどの体を動かす釣などでは

昨今、1世代前のXCRよりも注目される素材となっています。


GORE-TEX Pro(ゴアテックス プロ)

近年に開発された、Gore-TexRの改良版です。

考えられる最高度の耐久性を追求。
あらゆる過酷な環境や厳しい気象条件下での活動に適しており、エクストリームな環境で使用を想定して作られています。従来のGore-TexRと比較して透湿性が28%向上しています。(ソース)

泊まりの山行や、スキー、スノーボードのガイド向けのウェアに使われます。

このゴアテックス プロで作られたウェア類は比較的価格も高いですが価格以上のものがあります。




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そしてGORE-TEXでもそのうちにウェアですので汚れや表面酸化による劣化で
水をはじかなくなり、特徴である透湿性が失われてきます。

これはよくよく考えると当然のことなのですが、雨をはじかず生地がべちゃっとなっている状態というのは表面に水の膜が出来ています。
そうです。水蒸気は水の膜を通過できません。つまり、長年使って撥水しなくなったウェアはゴアテックスの意味をなしていない可能性があるのです。

ゴアテックスの性能を発揮するには、しっかりとアウターウェアのメンテナンスすることが大切なのです。

そう。

撥水性を長持ちさせたり復活させるメンテナンス方法

それはお店で詳しく教えることもできますが、ここで肝を一言!

洗剤は専用の物を使うこと!(中性)

市販の防水スプレーやアルカリ性洗剤(アリエールやアタックなどの家庭用洗剤)を使うとメンブレンが壊れて GORE-TEXは一発で終了します。



専用の洗剤はNaturalでも取り扱ってるのでお気軽にご相談ください♪

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大事に使って快適な雪山を満喫しよう!

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